The 57th Annual Meeting of the Japan Radiation Research Society

日本放射線影響学会 第57回大会

開催会場

事務局

日本放射線影響学会
第57回大会事務局
事務局長:犬童 寛子
〒890‐8544
鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
鹿児島大学大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座内
TEL 099-275-6272
FAX 099-275-6278
E-mail:
mitochondrion@dent.
kagoshima-u.ac.jp

大会ご挨拶

馬嶋 秀行 教授
日本放射線影響学会第57回大会 大会長
馬嶋 秀行
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 教授

日本放射線影響学会は「放射線の人体と環境に与える影響およびこれに関する諸科学の進歩に寄与する」ことを主な目的として1959年に設立されました。第1回の学術大会は1959年10月に東京大学で開催され、昨年10月の弘前大学主管青森大会まで計56回にわたり学術大会を開催すると共に、専門学術誌の刊行等様々な研究活動により、日本国内における放射線影響研究の中心学会として学術の進展に寄与してきました。

この度、日本放射線影響学会第57回大会を平成26年10月1日(水)~3日(金)の期間、鹿児島市・かごしま県民センターを会場に開催するべく準備を進めております。鹿児島県での開催は過去56回の日本放射線影響学会学術大会史上初の開催となります。大会は日本放射線影響学会会員、九州の研究者および若手研究者を中心に準備等を担当させていただきます。

2011年3月に発生した東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所事故に伴い、放射線の健康への影響や将来への不安が多くの国民の重大な関心事となっている現在、放射線影響科学に関わる幅広い研究者が集まり、学術大会を開催することの意義は大変大きいものと考えております。さらに、放射線は産業や医療など、我々の身のまわりで幅広く利用されております。特に医療分野における診断や治療での応用発展の進歩は目覚ましいものがあります。一方で日本ではこれまでの様々な歴史的な経緯もあり、「放射線」という言葉には負のイメージがつきまとってきました。改めて放射線影響研究の重要性とそこに携わる者としての責務が課せられていると理解しております。そこで、今回の大会のメインテーマは「放射線によるリスクとベネフィットの再考」といたしました。本大会は、関連分野との協力や協調により、放射線影響研究の一層の発展を目指しております。学術プログラムでは一般口演発表を中心に、シンポジウム、ワークショップ、特別講演などを予定しております。メインシンポジウムには、
1) DNA2重鎖切断修復
2) 福島原発事故:被曝線量と被曝量分布
3) 宇宙線被爆とその影響
4) 医療被曝の現状
を予定いたしております。

本大会の趣旨ならびに開催の意義をお汲み取りいただき、皆様のご参加、温かいご支援ご協力を賜りたくよろしくお願い申し上げます。

敬具

(平成26年 3月)

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